導入効果・事例


デジタル位相制御型電圧始動器パワートロン


電圧降下抑制

始動方式によっては、母線の電圧降下を引き起こし、系統の機器に悪影響を及ぼす可能性があります。

パワートロンは、突入電流を小さくしその後緩やかに上昇される制御が可能であり、その結果、電圧降下を最小限に抑えることが可能です。
また、時間とともにモータトルクも増加していくので、加速不良のリスクもありません。


コンドルファ始動方式とパワートロンとの比較

電圧降下
コンドルファ始動方式のグラフ

コンドルファ始動方式では、1段階目と2段階目に瞬間的に大きな突入電流が流れます。
1段階目の電圧を弱めて突入電流を抑制する手段もありますが、同時に加速トルクも抑制され加速不良のリスクもある上に、全電圧へ移行するときの突入電流の方が大きくなるという可能性もあります。

パワートロンでは、電圧降下は発生しますが、突入電流を小さくし、その後緩やかに上昇していく為、
電圧降下を最小限に抑えることが可能です。
また、発電機が応答できるように電流が増加していくので、最大電流時でも最小限に抑えることが可能です。



黒煙抑制

パワートロンは船舶向けとして多くの実績がありますが、近年では船舶のファンネルから発生する黒煙低減対策としても注目されています。
急激に過大な電力を発生させると、始動時に原動機や発電機への負担が増え燃料の不完全燃焼を引き起こすこととなり、大量の黒煙を発生させてしまいます。
パワートロンは、徐々に電力を増やしていくことが可能であるため、原動機や発電機の負担にならず黒煙がほとんど発生しません。


コンドルファ始動方式とパワートロンとの比較

コンドルファ始動方式

急激に過大な電力を発生させるため黒煙が大量に発生します。

パワートロン

徐々に電力を増やしていくため黒煙がほとんど発生しません。



発電機容量の低減

投入電動機に対して発電機容量や送電容量が十分に大きくない系統では、電圧降下、周波数動揺を最小限まで抑制でき、高調波電流を発生させません。
言い換えるとパワートロンは最も発電機容量を小さくできる始動方式となります。

※日本内燃力発電設備協会規格「NEGA C201:自家発電設備の出力算定法」では、最も発電機容量が小さくなるようなパラメータが定義されています。

エコン株式会社では、発電機容量を算出するシミュレーションも実施可能ですのでお問い合わせフォームよりご連絡ください。



インバータ始動からの置き換え

インバータを採用しているが、0[%]運転と100[%]運転で、ON/OFFのみのご使用である場合(=インバータを始動時のショック取りでしか使用していない場合など)は、パワートロンに置き換えることでイニシャルコスト・ランニングコストの低減(*1)が見込まれます (大容量であるほどその効果を発揮します) 。

(*1)パワートロンは、インバータに比べ部品点数が少なく、また、全電圧運転中(全点弧中、非位相制御中)は高調波電流が発生せず、高調波対策は不要になるためインバータと比較し低コストとなります。

設備の更新や検討の際にはぜひお問い合わせください。




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